女子アナ出身大学
春ですね。街にはスーツに着られてしまった初々しい新人たちが、目をキラキラさせて歩いています。
当然我がローカル放送局にも新人が入社してきました。テレビという職業柄、入社式では歌を披露したり、学生時代に過ごした海外生活を発表したり、個性を出していこう!とみなさん躍起になっている様子。私にもあんなころがあったな・・・年を取りました。悲しいです。
さて、以下は女子アナウンサーの出身大学ランキング。
女子アナウンサーの出身大学ランキング(171名)
1位 慶應義塾大学(36名)
2位 早稲田大学(17名)
3位 上智大学(15名)
4位 青山学院大学(9名)
5位 立教大学(8名)
6位 お茶の水女子大学、学習院大学(各7名)
8位 日本女子大学(6名)
9位 成城大学、明治大学、東京大学、法政大学(各5名)
13位 京都大学、東京外国語大学、東京女子大学(各4名)※その他 34名
学生の窓口編集部
1位はやはり慶應義塾大学。ミス慶應がそのままアナウンサーの道に・・・定番ですよね。才色兼備。知性と美しさを兼ねそろえた方々です。
しかしこのランキング。ローカル局のアナウンサーは含まれていません。
これは、日本テレビ、テレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京、フジテレビ、NHK(東京アナウンス室所属の女子アナのみ)の6つの放送局に所属する女子アナの出身大学をまとめたトップ15になります。
ローカル放送局にはこんな人材はおりません。いや入社試験に来ることはあっても内定辞退続出なのが現実です。
ローカルテレビ局 県外出身者の存在
地方テレビ局の人材についてお話しましょう。
スタッフ(ここでは営業や編成も含まれる)の9割は地元採用です。県外出身の学生がわざわざ縁もゆかりもない場所に就職する必要はありませんし、彼らの地元にも放送局はありはずです。
一方で日本全国の放送局の入社試験を渡り歩き、熾烈な就職活動を過ごしてきたアナウンサー。
当たり前ですが、彼女らの目的は「女子アナ」になること。会社がどこにあろうと関係ないのです。
ローカル放送局を受験するアナウンサーの皆さまは、上記の大学ご出身の方は少なく、地元の国公立大学・私立、そして聞いたこともない、ナニソレ国際大学など多種多様な人材がそろいます。
彼女らは一様にこういいます。 「小さい頃からアナウンサーになるのが夢でした!!」 なるほど。そうなのか。華やかな世界ですもんね。
じゃあ問おう。
なぜ慶應や早稲田に行かなかったのですか?
そうです。行かなかったのではなく、行けなかった。もしくはアナウンサーが夢という言葉が嘘か。
言葉が悪いですが・・・・ローカルアナウンサーは熾烈な大学競争を勝ち抜けなかった人材が集まっているのが実情なんです。
学力と能力は必ずしも比例しないのは経験則で分かるのですが、やはり偏差値が高い方は理解力が高く、知識も豊富。つまり仕事ができます。
一方で、ローカルアナウンサーといえば。。。衆院と参院の区別もできない。スイカがいつの季節の野菜か知らない。煙と湯気の区別ができない。
なおかつ自分の無知を逆に武器にして笑いをとろうとすらします。
これが毎年毎年毎年、金太郎あめのようにやってきては、30過ぎには辞めていくを繰り返すのが地方放送局が這い上がれない要因のひとつだと言われています。
そんな現状を鑑み、最近は県外出身アナウンサーを排除しようという動きがみられています。そこには他にも理由があるのですが・・・・
次回に続きます!